骨スキャンで病変を検出する方法
骨スキャンは、放射性トレーサー(放射性物質)を静脈に注射し、体内での分布を撮像する検査です。カメラが体全体を走査し、トレーサーが骨に集まった部位を画像化します。
目的
骨折、骨腫瘍、関節炎、血流障害、線維性異常、骨髄炎などの病変を特定します。また、がんが骨に転移しているかどうかの評価にも用いられます。全身スキャンや局所スキャンが選択されます。
準備
検査前に放射性トレーサーを注射します。体内に完全に循環するまで1〜4時間かかります。その間、十分な水分を摂取し、未吸収のトレーサーを体外へ排出します。検査前にジュエリーや金属製品はすべて外し、必要に応じて病院用ガウンに着替えます。
手順
検査は背中を下にして検査台に横たわり、カメラが周囲を回転しながら撮像します。放射線が検出された部位が画像として記録されます。画像のぼやけを防ぐため、できるだけ静止してください。必要に応じて体位を変えることがあります。検査時間は30〜60分です。3相撮像の場合は、トレーサーの体内移動に合わせて3回撮像します。
リスク
使用する放射線量は極めて少量で、2〜3日で体外に排出されます。稀に重篤なアレルギー反応や腫れ、発疹が起こることがありますが、ほとんどの人に副作用はありません。妊娠中や授乳中は胎児・乳児への放射線被曝の危険性があるため、検査は延期してください。
留意点
検査前に既往症や服用中の薬(市販薬・サプリ含む)を医師に伝えてください。ビスマスやバリウムを含む薬は撮像結果に影響することがあります。また、薬剤アレルギーの有無も報告してください。検査後は通常の生活にすぐ戻れます。
