骨転移の見た目と特徴
骨転移とは
骨転移は、他の臓器にできた原発がんが血流やリンパを介して骨に転移した二次性腫瘍です。骨腫瘍の中で最も頻度が高く、全身のどの骨にも発生しますが、特に脊椎・骨盤・上肢・下肢の長骨に多く見られます。
主な症状
- 疼痛
- 腫脹・圧痛
- 筋力低下・倦怠感
- 骨折
- 可動域制限
- 神経症状(しびれや麻痺)
画像診断での所見
原発がんの種類や病期により画像上の見え方は異なりますが、主に以下の3パターンに分類されます。
溶骨性病変(リシック)
最も一般的なタイプで、X線やCTでは暗く不規則な領域として映ります。骨組織が破壊されるため、骨強度が低下し骨折リスクが高まります。
骨形成性病変(ブラスト)
比較的稀なタイプで、白く濃い領域として描出されます。新しい骨が過剰に形成されますが、構造的に弱く骨折を引き起こすことがあります。
混合型病変
溶骨性と骨形成性の両方の所見が混在したものです。
治療の選択肢
治療は原発がんの種類・進行度・患者さんの全身状態を総合的に判断して決定します。主な治療法は以下の通りです。
- 外科的切除や固定手術
- 放射線療法
- 化学療法
- 分子標的薬・ホルモン療法
疼痛緩和や骨折予防のために、骨吸収抑制薬(ビスホスホネートやデノスマブ)を併用することもあります。
