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脳腫瘍のリスクは誰にあるのか?

誰もが人生のどこかで脳腫瘍になる可能性はありますが、遺伝子や人種、年齢、化学物質・放射線への曝露などがリスクを高めます。主な症状としては頭痛、吐き気、運動障害、記憶力低下、四肢のしびれや脱力、視覚・言語障害などがあります。これらの症状がある場合は、まず医師に相談し、腫瘍の有無を確認しましょう。

遺伝的要因

家族に脳腫瘍の既往がある場合、同じ遺伝子変異が次世代へ受け継がれ、リスクが高まります。まれに、エレファント・マン症候群のような遺伝性疾患が内部・外部の腫瘍形成と関連し、脳腫瘍の発症につながることがあります。

人種

統計によると、白人は他の人種に比べ脳腫瘍の発生率がやや高いとされています。一方、アフリカ系アメリカ人は死亡率が高く、特に「原発性中枢神経系リンパ腫(PCNSL)」は白人の約2倍の頻度で見られます。なお、49歳以降は逆転し、白人の方が罹患リスクが高くなります。また、HIV感染や免疫不全状態の患者はPCNSLに対して感受性が高いです。

年齢

年齢が上がるにつれてリスクは増加し、特に45歳以上で顕著です。脳幹で産生されるタンパク質Huwe1は腫瘍抑制作用を持ちますが、加齢に伴い産生が低下し、腫瘍形成を助長する可能性があります。米国保健福祉省のデータでは、65歳以上の男性が同年代の女性より脳腫瘍を発症しやすいと報告されています。

化学物質への曝露

農業従事者は農薬や除草剤への長期曝露によりリスクが上昇すると指摘されています。また、木材防腐剤、PVC、塩素系炭化水素に触れる工場労働者も同様です。肉の保存に使われる亜硝酸ナトリウムも疑いが持たれていますが、現時点で決定的な証拠は得られていません。

放射線

若年期に受けた放射線被曝や高線量の放射線は脳腫瘍リスクを高めます。逆に、がん治療に用いられるイオン化放射線も、長期的には新たな脳腫瘍を誘発する可能性があります。妊娠中の母親が放射線や溶剤に曝露した場合、胎児の将来の脳腫瘍リスクも増加します。

携帯電話、電子レンジ、高圧送電線など、電磁波を発する製品が脳腫瘍の原因になるかどうかは現在研究中です。

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