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タモキシフェンの効果と使用法

タモキシフェンの作用機序

タモキシフェンはエストロゲン受容体を阻害し、乳がん細胞の増殖や再発を抑制します。1977年にICIファーマシューティカルズが開発したこの薬は、がん治療薬として最も成功した例の一つです。患者は手術・化学療法・放射線療法後、通常5年間、1日1回服用します。多数の研究で、再発リスクが30〜50%低減することが確認されています。

対象となる患者

主に早期乳がん患者に対し、手術・放射線・化学療法後の再発予防として処方されます。進行例でも再発後の病勢進行を遅らせる目的で使用されます。また、手術前に腫瘍を縮小させるため、放射線と併用されることもあります。乳がんの家族歴が強く、予防的に服用する女性にも処方されます。

副作用とその他の効果

タモキシフェンには副作用がありますが、すべてが有害というわけではありません。閉経前の女性はホットフラッシュ、体重増加、寝汗など閉経様症状が現れやすく、子宮がんのリスクがやや上昇します。一方で、悪性コレステロール(LDL)を低下させ、骨吸収を司る破骨細胞の活性を抑制するため、骨粗鬆症の予防にも寄与します。医師は、がん再発予防の効果が副作用リスクを大きく上回ると評価しています。

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