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アナボリックステロイドは女性化乳房を引き起こすのか?

アナボリックステロイドと女性化乳房の関係

一般的な誤解とは異なり、アナボリックステロイドは直接的に男性の胸部組織を肥大させるわけではありません。女性化乳房(gynecomastia)は、エストロゲンとテストステロンのバランスが崩れた結果として起こることが多いです。自然に過剰なテストステロンが体内でエストロゲンに変換(アロマターゼ作用)されることはありますが、合成ステロイドは主にアンドロゲン受容体を刺激するため、エストロゲン濃度が大幅に上昇することは稀です。

しかし、ステロイド使用には多数の副作用が報告されています。代表的なものとして、にきび、脱毛、肝障害、高血圧、心血管系への負担などが挙げられます。長期・高用量の使用では、肝臓での代謝やホルモン系の乱れによりエストロゲンが相対的に増加し、結果的に二次的な女性化乳房が出現するケースがあります。

臨床研究(例:Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, 2015)では、男性アスリートにおけるステロイド誘発性女性化乳房の発生率は低く、主なリスク要因は「用量」「使用期間」「個人の感受性」の三点であることが示されています。

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