ガンマ線はどこに存在するのか?
ガンマ線は電磁スペクトルの中で最も短い波長を持ち、エネルギーが最大です。しかし、1961年に初めてガンマ線望遠鏡が打ち上げられるまで、大気圏上に検出器を持ち上げることはできませんでした。放射性原子や核爆発で生成されるガンマ線は、現在では私たちの身の回りや宇宙でも日常的に観測されています。
宇宙でのガンマ線
ガンマ線は宇宙全体に存在し、星や太陽でも放出されます。超新星は大質量星が死ぬ際に起こり、莫大なガンマ線バーストを放出します。Space.comによると、星の核燃料がすべて燃え尽きると、中心が崩壊し巨大な爆発が起こり、ガンマ線バーストが発生します。その明るさは宇宙全体を上回ることがあります。これらのバーストから放出されたガンマ線が地球に向かっても、大気圏で吸収され検出できません。
がん治療への応用
放射線治療はX線、ガンマ線、荷電粒子を用いてがんを治療します。ガンマ線はDNAを損傷させることで細胞を死滅させます。放射線治療はDNAを直接破壊するか、細胞内で自由ラジカル(電荷を帯びた粒子)を生成し、これがDNAを損傷します。ガンマ線はがん細胞だけでなく正常細胞も傷つける可能性があります。Cancer.govの統計によれば、がん患者の約50%が何らかの放射線治療を受けています。
食品照射への利用
食品照射ではガンマ線を直接当てて遺伝子材料を損傷させ、細菌や微生物を死滅させます。そのためFDAは食品殺菌に使用されるガンマ線の強度に厳しい基準を設けています(Physlink.com)。この方法は放射線医学と似ており、議論を呼んでいます。Time.comによると、食品照射は腐敗した食品が持つ悪臭などの警告信号を消すことがあり、消費者に注意が必要です。
