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がん治療における食欲刺激剤の役割と選び方

がん治療の副作用として、食欲不振は最も頻繁に現れる症状のひとつです。食欲がなくなる、すぐに満腹感を感じる、普通の量の食事でも圧倒されるといった形で現れます。食欲不振を放置すると、体重減少、倦怠感、脱水、栄養失調といった深刻な問題につながります。食欲が著しく低下した場合、主治医は食欲刺激剤の処方を検討します。

背景

食欲刺激剤は、体重が標準の10%以上減少した重度のケースや、栄養不良のリスクが高い場合に限定して処方されます。薬はすぐに効果が現れるものもあれば、数週間かかるものもあります。すべての薬が全員に効くわけではないため、腫瘍内科医が患者さんの状態に合わせて最適な薬剤を選択します。

主な食欲刺激剤

Megace(メガセ)

メガセはメゲストロール酢酸エステルというホルモン療法薬で、がん患者の食欲増進に用いられます。錠剤または液体で提供され、投与量は身長・体重・全身状態・がんの種類に応じて決められます。副作用として、体重増加、手足のむくみ、月経様出血が10〜29%の患者に報告されています。

Marinol(マリノール)

マリノールはドロナビノール、医療用大麻としても知られ、1980年代初頭に吐き気・嘔吐緩和薬として承認されました。現在は食欲刺激剤として処方され、錠剤で投与されます。中枢神経系への強い抑制作用があるため、使用中は注意力が必要な作業や運転を避けるべきです。

Dexamethasone(デキサメタゾン)

デキサメタゾンはデカドロン、デキサゾンなどの別名でも呼ばれ、錠剤や静脈注射で使用されます。投与量は全身状態に基づき決定されます。30%以上の患者で見られる主な副作用は、イライラ、睡眠障害、むくみ、胸焼け、筋力低下、血糖上昇、創傷治癒遅延です。頭痛、めまい、気分変動、白内障、骨粗鬆症は10%以上で報告されています。

薬以外の食欲増進策

食欲刺激剤の処方前に、医師は以下のような非薬物的アプローチを提案することがあります。

  • 高カロリー・高タンパク質の食品(プロテインドリンク、乳製品、卵、肉類)を積極的に摂取する。
  • 1日数回に分けて少量ずつ食べるスナックを取り入れる。
  • 食事の時間を通知するタイマーを設定する。
  • 大きめの皿を使用し、目に見える位置に食べ物を置く。

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