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化学放射線療法(化学放射線治療)

化学放射線療法の概要

がん治療の選択肢は増え続けていますが、化学療法と放射線治療を組み合わせた「化学放射線療法」は、依然として有効な標準治療のひとつです。薬剤と放射線を同時に用いることで、腫瘍細胞を相乗的に攻撃します。

化学放射線療法が選択されるケース

進行がんや特定の部位のがんでは、医師が化学療法と放射線治療の併用を推奨することがあります。二つの治療を同時に行うことで、互いの効果を高め、腫瘍縮小を促進します。

化学療法(Chemotherapy)

まずは抗がん剤を投与します。投与方法は経口、皮下、静脈注射などがあり、がんの種類や部位、サイズに応じて選択されます。シスプラチンは卵巣がん・膀胱がん・食道がん・子宮頸がん・精巣がんなどでよく使用され、シクロホスファミド、フルオロウラシル、カペシタビンなども肺がん・乳がん・大腸がん・膵臓がんなどで用いられます。

がん細胞は正常細胞に比べて増殖速度が速く、抗がん剤はこの増殖を阻害します。その結果、腫瘍は縮小し、放射線治療に対して感受性が高まります。

放射線療法(Radiotherapy)

化学療法で腫瘍が縮小した後、放射線療法が開始されます。放射線は外部ビーム、強度変調放射線(IMRT)、内部放射線(近接照射)などの方法で腫瘍に照射されます。

  • 外部ビーム放射線療法:数週間にわたり連続で放射線ビームを照射し、残存がん細胞を死滅させます。
  • IMRT:細いビームで形状が複雑な腫瘍や取り扱いが難しい部位に正確に照射します。
  • 内部放射線療法:小さなカプセルやワイヤーを腫瘍近くに埋め込み、局所的に高線量の放射線を放出させます。

放射線はがん細胞のDNAを損傷させ、細胞分裂を抑制します。場合によっては、放射線療法の後に再度化学療法を行い、残存がん細胞を徹底的に除去します。

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