NCCN(全米総合がんネットワーク)臨床診療ガイドラインの概要
概要
全米総合がんネットワーク(NCCN)は、がん治療全般に関するベストプラクティスと診療指針をまとめたガイドラインを提供しています。国内外のがん専門医や研究者が参加する多職種チームが作成し、医学界で標準とされています。
歴史
1990年代中頃、NCCNは診断・治療・支援ケアを網羅するガイドラインの作成を開始しました。40以上のパネルと800人以上の腫瘍医・研究者が関与し、最新のエビデンスに基づいて策定されています。新たな情報や技術が出るたびに随時更新されます。
構成
ガイドラインは主に以下のセクションで構成されています。
- 部位別がん治療ガイドライン
- 検診・予防・リスク低減に関する指針
- 支援ケア(サポーティブケア)に関する指針
各セクションにはアルゴリズム、要点サマリー、参考文献が掲載されています。
患者向け情報
医師向けのガイドラインに加えて、NCCNは患者と家族向けのウェブサイトも運営しています。がん患者向けに治療概要を分かりやすく解説し、治療費や経済的支援に関する情報、サバイバー向けのリソースも提供しています。
今後の更新
各がん別パネルは定期的に会合を開き、新たな研究成果や臨床データを検討します。研究者はデータ提出やレビュー依頼を行い、ガイドラインの改訂を提案できます。
関連出版物
NCCNは以下の出版物・ツールも提供しています。
- NCCN薬剤・バイオロジクスコンパンド(薬剤一覧)
- NCCN化学療法オーダーテンプレート
- 学術誌 JNCCN(Journal of the National Comprehensive Cancer Network)
