がん治療におけるレーザー療法
レーザーとは
レーザーは高エネルギーの光線で、光を刺激的に増幅した放射(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)の略です。その細く集中した光線は非常に正確に照射できるため、外科手術や治療に利用されます。がん治療においては、放射線療法の一種として位置付けられます。
治療の適応と手順
レーザー療法は主に皮膚表面や体内の粘膜にできた腫瘍に対して行われます。悪性がんの場合は、単独での効果は限定的で、他の治療法(化学療法や放射線療法など)と組み合わせて使用されます。
治療は、柔軟な内視鏡に光ファイバーを装着し、腫瘍部位に直接レーザーを照射します。照射によりがん細胞が破壊され、腫瘍の縮小または除去が期待できます。主なレーザーには、全身に光を照射できるアルゴンレーザーや、組織内部を加熱するレーザー誘導熱療法(LITT)などがあります。
術後の注意点
レーザー治療後は、照射部位の皮膚や粘膜が損傷することがあります。特にアルゴンレーザーを使用した場合、目や皮膚の光感受性が高まるため、治療後6週間程度は直射日光や強い光を避けるよう指導されます。
また、レーザー手術は多くの場合、化学療法や他の放射線療法、ハーブ療法、食事療法などと組み合わせて総合的にがん治療を行う一部に過ぎません。
