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骨髄腫の治療法

体内には様々な細胞が存在します。骨髄腫が発症すると、形質細胞が異常をきたし増殖します。その結果、腫瘍が形成され、主に骨髄に浸潤します。骨の侵食や骨髄機能低下により、免疫力の低下、貧血、感染、腎機能障害などが起こります。根治は難しいものの、症状が出た際には以下のような治療法で病状のコントロールが可能です。

幹細胞移植

  • 幹細胞移植では、まず化学療法でがん細胞をできるだけ殺します。その後、骨髄や血液から未成熟な幹細胞を採取し、再び体内に戻します。幹細胞は骨髄で増殖し、血液細胞の生成を助けます。メイヨークリニックによると、幹細胞移植は根治ではありませんが、生存期間を延長する効果が期待できます。

薬物療法

  • 代表的な薬剤にはボルテゾミブがあります。ボルテゾミブはがん細胞の増殖を抑制する作用があります。その他、レナリドミドやサリドマイド(サリドミド)も使用されます。サリドマイドは骨髄腫が初期に診断されたときに投与されることが多く、幹細胞移植が適応外の患者に対して行われます。

化学療法

  • 化学療法は静脈注射や経口投与で行われ、がん細胞を直接殺すことを目的とします。数か月にわたって投与され、投与後は一定期間の休薬期間が設けられます。血中タンパク質レベルが安定すれば治療を中止しますが、再び上昇した場合は再開されます。

放射線療法

  • 高エネルギーの放射線を照射して骨髄腫細胞を破壊し、増殖を抑制します。通常は疼痛や骨破壊が認められる部位に限定して照射し、腫瘍縮小や痛みの緩和を目的とします。

合併症の治療

  • 骨折が起きた場合は外科的固定が必要です。また、骨のさらなる損傷を防ぐためにパミドロン酸などのビスホスホネート製剤が投与されます。メイヨークリニックは、液体プラスチックやインフレータブル骨タンプの注入で骨痛や身長低下の緩和が可能としています。脊髄圧迫が生じた場合はステロイドと放射線療法で対処します。

在宅ケア・生活指導

  • 骨髄腫は骨を脆くしますので、適度な運動で骨密度を保つことが重要です。負担が少ない水泳や軽いストレッチが推奨されます。運動が難しい場合は医師と相談し、痛み管理やリハビリを検討してください。また、バランスの取れた食事は全身の健康維持に不可欠です。

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