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医師が「がんは治癒した」と言うときの意味とは?

がんの治癒(cure)とは、治療終了時に体内にがんの痕跡が全く見られない状態を指します。医学的には「完全奏効(complete response)」とも呼ばれますが、多くのがんは再発の可能性があるため、実際には「5年以上の無再発期間」をもって治癒とみなすことが一般的です。

寛解(remission)との違い

医師が「寛解」と表現することもあります。寛解はがんの活動が抑えられた状態を指し、以下の2種類に分かれます。

部分寛解(partial remission)

がんの一部が縮小・減少したものの、体内にがん細胞の痕跡が残っている状態です。

完全寛解(complete remission)

検査でがんの兆候が全く検出されない状態です。完全寛解と治癒は似ていますが、再発リスクが完全には排除されていない点で異なります。

5年生存率とは

5年生存率は、がんと診断された患者が診断後5年間生存している割合を示す統計指標です。米国がん協会(American Cancer Society)によると、がん全体の5年生存率は約68%で、100人中約68人が5年後も生存しているとされています。

がん種別の違い

がんの種類によって5年生存率は大きく異なります。乳がんや大腸がんは比較的高い生存率を示す一方、膵臓がんや肺がんは低い生存率です。

個別差の重要性

5年生存率はあくまで統計的な目安であり、個々の患者の経過は異なります。治療の進歩や個人の体調、がんのステージなどにより、5年を超えて長く生存するケースもあれば、逆に早期に亡くなるケースもあります。

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