子宮頸部腺癌の症状と対策
アメリカ病理学会によると、子宮頸がんのうち腺癌は全体の15〜20%を占め、残りの80%は扁平上皮癌です。子宮頸腺癌は子宮頸管(子宮頸部の内部)にある腺組織から発生します。早期に発見すれば治療成績は良好です。
リスクと原因
45歳以上の女性に発症リスクが高い傾向がありますが、年齢に関係なく発症する可能性があります。思春期の少女にも稀に見られます。主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)感染と考えられていますが、HPVに感染してもがんになる女性はごく少数です。
主な症状
多くの患者は異常な膣出血や骨盤痛を訴えます。その他、悪臭のある膣分泌物や性交時の不快感も見られます。無症状でパップ検査の異常により発見されるケースもあります。
パップテスト
米国では毎年1万人以上が侵襲性子宮頸がんと診断され、約4千人が死亡しています。定期的なスクリーニングにより多くの死亡は防げます。パップテストは子宮頸部の細胞を拭き取り、病理医が異常を評価します。前がん状態や早期がんはほぼ致命的ではありません。
コルポスコピー
拡大観察により腫瘍や増殖が確認できることが多いですが、腫瘍が小さい、または子宮頸管深部に位置する場合は観察できないことがあります。
治療法
手術、放射線療法、化学療法、またはそれらの併用が行われます。場合によっては子宮全摘術(子宮・子宮頸部・膣上部の切除)や卵管・卵巣の除去が必要です。疼痛や精神的な問題に対する薬物療法も併用されます。
