ステージIII子宮頸がんの治療

ステージIIIに進行した子宮頸がんは、がん細胞が子宮頸部から膣や子宮周囲組織へ転移し、場合によっては尿管が圧迫されることがあります。骨盤壁や近隣リンパ節への転移がみられることもあり、治療は多くの場合、複数の治療法を組み合わせて行います。

化学放射線療法

ステージIII子宮頸がんの標準的な治療は、放射線療法と化学療法を組み合わせた化学放射線療法です。まず、内部照射(ブラキセラピー)を行うことがあります。放射性源をペレットやカテーテルで腫瘍内部または近傍に配置し、局所的に高エネルギーを照射して腫瘍を縮小させます。

内部照射の後、外部ビーム放射線療法へ移行します。X線などの外部ビームを患者の骨盤部に照射し、皮膚を通過して残存するがん細胞をさらに破壊します。この治療は数週間にわたって数回に分けて実施されます。

放射線療法と並行して化学療法も開始されます。第一選択薬はシスプラチンで、必要に応じて5‑フルオロウラシル(フルオロウラシル)などが併用されます。これらの薬剤はがん細胞のDNAを損傷させ、細胞分裂を抑制するとともに、放射線に対する感受性を高めます。

臨床試験

化学放射線療法に加えて、ステージIIIの患者にとっては臨床試験への参加も重要な選択肢です。早期の子宮頸がんでは子宮全摘術などが有効ですが、進行したステージでは手術が困難です。臨床試験では新しい薬剤や放射線の組み合わせが検証されており、個々の患者に合った効果的な治療が期待できます。

子宮頸がん - 関連記事