ナボチア嚢胞(子宮頸部嚢胞)の概要と対処法

ナボチア嚢胞は、子宮頸部の表面にできる粘液で満たされた小さな嚢胞です。子宮頸部は子宮の下部で、膣へと続く部分です。この嚢胞は粘液産生腺が閉塞することで形成される保持嚢胞で、白く小さなニキビのように見えることがあります。複数個できることもあります。

形成の仕組み

子宮頸部の表面は扁平上皮という皮膚細胞で覆われています。粘液腺が閉塞すると、分泌物が腺内にたまり、円形で滑らかな腫瘤(ナボチア嚢胞)となります。

症状と治療

ほとんどの場合、ナボチア嚢胞は無症状です。多くの女性は自覚せず、健康へのリスクもなく良性とされています。そのため、特別な治療は不要です。自然に消えることはまれですが、必要に応じて凍結療法(クリオセラピー)や電気凝固(エレクトロカートリー)で除去することができます。

合併症の可能性

稀に、嚢胞が多数または大型になると子宮頸部が狭くなり、子宮頸がん検診(パップスメア)の際に視認が困難になることがあります。

発見方法

通常は定期的な骨盤検査で医師が子宮頸部表面に小さな丸い腫瘤(1つまたは複数)を確認します。必要に応じてコルポスコピーを行い、他の病変と区別します。

発症頻度

ナボチア嚢胞は生殖年齢の女性に最も多く見られ、特に出産経験のある女性に多いです。出産経験のない女性では比較的少ないです。

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