化学療法中の運動で疲労と心身をサポート
疲労と闘う
化学療法はがん細胞を狙うために体に負荷をかけます。その結果、強い倦怠感に襲われ、休んでも回復しにくくなります。一見矛盾するように思えますが、軽い運動は疲労軽減に効果的です。近所を散歩したり、軽い筋力トレーニングを取り入れるだけでも、体力の維持・回復が期待できます。
プログラムの作り方
がんの種類や化学療法の内容は人それぞれです。運動を始める前に必ず主治医に相談し、許可された範囲で行いましょう。ウォーキングなどの軽い運動は概ね問題ありませんが、ジョギングやサイクリング、スイミングなどの負荷が高い運動は医師の判断が必要です。
まずは週3回程度、5~10分の低強度の運動からスタートします。徐々に時間や頻度、強度を上げていき、体が慣れてきたら1回30分程度の有酸素運動や軽い筋トレへとシフトします。その過程でも医師に経過を報告し、無理のない範囲で調整しましょう。
メンタルへの効果
心の健康はがん治療の成功に欠かせません。運動は幸福感や自己効力感を高め、精神的なストレスを軽減します。自分ががんと闘うために何か行動できているという実感は、患者さんにとって大きな支えとなります。
