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内視鏡の用途とメリット

内視鏡は細長い管状の医療機器で、体内を直接観察し、疾患の早期発見・診断・治療に活用されます。早期に異常を発見すれば、予防や治療が可能になるケースが多く、内視鏡の正しい理解は健康管理に重要です。

内視鏡とは

内視鏡は、内視鏡検査(エンドスコピー)で使用される管やスコープです。柔軟性のあるものや硬いもの、光源やカメラが内蔵されたものがあります。口から食道・胃・小腸、肛門から直腸・大腸、膣から子宮、尿道から膀胱まで、さまざまな開口部を通して体内を観察できます。直径は約0.6〜1.3 cm、長さは30 cmから2 m程度です。

がん検診

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、肛門・直腸・結腸に内視鏡を挿入し、粘膜の炎症や異常増殖を確認します。異常増殖は大腸がんのリスク要因ですが、早期に発見・除去すれば5年生存率は約90%と報告されています。

診断

上部消化管出血、嚥下困難、体重減少、腹痛、便通異常などの症状がある場合、上部消化管内視鏡で原因を特定します。内視鏡に付属した小型鉗子で組織を採取し、がんや炎症、感染の有無を検査できます。子宮内視鏡(ヒステロスコピー)でも異常出血の原因を調べるために組織サンプルを採取します。

治療

内視鏡は診断だけでなく、治療にも利用されます。電気プローブで異常組織を除去したり、針で止血薬を注入したり、レーザーで組織を焼灼したりします。がん患者では、消化管や気道の閉塞を解除したり、腫瘍による圧迫を緩和したりすることも可能です。

低侵襲手術

腹腔鏡手術では、腹部に小さな切開を行い内視鏡を挿入して骨盤臓器を観察し、必要に応じて他の器具で手術を進めます。子宮内膜症や膀胱の問題、卵巣嚢胞の除去などに適用されます。胸腔鏡手術では胸壁に数か所切開し、胸腔内の液体除去や組織採取を行います。低侵襲手術は回復が早く、合併症や痛みが少ないという利点があります。

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