ステージ4結腸がんの治療法は?
ステージングと予後
結腸がんのステージングは、米国がん委員会(AJCC)が定めたTNM分類に基づきます。Tは腫瘍の大きさ、Nはリンパ節転移、Mは遠隔転移を示します。ステージIVは、転移(M1)が認められる段階で、TやNの数値は問わず同じくステージIVと分類されます。米国がん協会のデータでは、ステージIV結腸がんの5年生存率は約8%とされていますが、近年の新治療により、テキサス大学MDアンドersonがんセンターは30%にまで上昇したと報告しています。
治療法
手術
ステージIVでも、転移が肝臓や肺の限られた部位にとどまる場合、外科的切除が可能です。原発腫瘍と転移巣の除去を行うことで、症状緩和や生存期間の延長が期待できます。肝転移に対しては凍結手術(サイロス手術)などの特殊手術が行われることがありますが、根治は難しく、主に生活の質向上が目的です。
化学療法
化学療法は、原発巣および転移巣のがん細胞を抑制するために用いられます。術前に腫瘍を縮小させて外科的切除を可能にする新補助化学療法(ネオアジュバント)や、手術後に残存がん細胞を除去する補助化学療法(アジュバント)が行われます。主なレジメンはFOLFOX、FOLFIRI、CAPEOX、ベバシズマブ、セツキシマブなどで、併用が一般的です。
その他の治療
がんが広範囲に及び根治が困難な場合、症状緩和を目的とした処置が行われます。腸閉塞を防ぐためのセグメント切除や人工肛門(コロストミー)、ステント留置により腸通過を確保します。また、放射線療法は疼痛や出血の緩和、腫瘍の一時的縮小に利用されます。
