第4期結腸癌の予後と治療
ステージ4
結腸癌は腫瘍の大きさ・位置・浸潤度によりⅠ〜Ⅳの4段階に分類されます。ステージⅠが最も予後が良く、ステージⅣは最も進行した状態です。ステージⅣでは、腫瘍が結腸壁を越えて他臓器(肝臓、肺、腹膜、卵巣など)へ転移しています。
症状
早期の結腸癌は症状が出にくく、内視鏡検査が重要です。ステージⅣになると、便通の変化(下痢または便秘)、血便、腹部不快感、倦怠感、体重減少などが現れます。
手術
腫瘍切除はほとんどのステージで第一選択の治療ですが、ステージⅣでは転移があるため根治的手術は難しいことが多いです。主に腸閉塞の予防・緩和を目的として行われます。肝臓などに5個以下の転移巣がある場合は、外科的切除が可能で、寿命延長や治癒の可能性があります。
化学療法
転移が広範囲に及ぶため、化学療法が必須となります。全身静脈注射が一般的ですが、肝転移が主体の場合は肝動脈内投与が効果的です。ただし、他臓器の転移には効果が限定的です。肝転移が少数の場合、肝動脈化学療法は生存期間の延長や根治の可能性を高めます。
生存率
生存率は診断後5年以内に生存できる患者の割合で示されます。ステージⅣ結腸癌の5年生存率は約8%で、患者の全身状態や転移の範囲により個人差があります。
