腸がんの原因と予防策
腸がんは大腸にできるがんで、様々な要因が関与します。主な症状として腹痛、直腸出血、排便習慣の変化などがあります。原因としては年齢、ポリープ、食生活、既往疾患、遺伝が挙げられます。消化器内科医は大腸内視鏡(コロノスコピー)で大腸内部を観察し、異常やポリープを確認します。ポリープは除去し、がんの有無を検査できます。
年齢
年齢は腸がん発症の大きなリスク要因です。40歳以下では発症は稀ですが、50歳を過ぎるとリスクが急増します。特にこの年代ではポリープが多く見られ、がんへ進行する可能性が高まります。
ポリープ
ポリープは大腸内にできる小さな腫瘍性増殖です。多くは良性ですが、放置するとがん化することがあります。ポリープが原因で直腸出血や腹痛、排便の変化が起こることもあります。大腸内視鏡でポリープを発見した場合、即座に安全に除去し、組織検査を行います。
遺伝
家族に腸がん患者がいるとリスクが上がります。特に若年で診断された親族がいる場合は注意が必要です。遺伝性腸がん症候群(例:遺伝性非ポリポーシス大腸がん、リンチ症候群)では、遺伝子検査によりリスクを評価できます。
既往疾患
潰瘍性大腸炎とクローン病は腸がんリスクを高めます。潰瘍性大腸炎は大腸と直腸の粘膜が慢性的に炎症し、10年以上続くとリスクが増大します。クローン病も腸管全体に炎症を起こし、腸がんのリスクは潰瘍性大腸炎ほど高くはありませんが、注意が必要です。
食生活
高脂肪・高赤肉食は腸がんリスクを高めます。調理時に発生する発がん性化学物質や、赤肉に含まれる飽和脂肪酸が影響します。一方、食物繊維が豊富な野菜、果物、全粒穀物の摂取はリスク低減に役立ちます。食物繊維は腸内の通過時間を短くし、発がん性物質と腸粘膜の接触を減少させます。
