非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)とは?

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)とは

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は、肝臓に脂肪が蓄積し、炎症と肝細胞の障害が同時に起こる疾患です。進行すると肝線維化や肝硬変、最終的には肝不全に至ることがあります。

主なリスク要因

肥満、2型糖尿病、高脂血症、メタボリックシンドロームなどがNASHの発症と強く関連しています。また、家族に肝疾患の既往がある人もリスクが高くなります。

症状

初期段階では自覚症状がほとんどありません。症状が現れた場合は、倦怠感、吐き気・嘔吐、腹部不快感、体重減少などが見られます。

診断方法

確定診断は肝生検により行われますが、近年は超音波、CT、MRIといった画像診断や血液マーカー(ALT、AST、フェリチン等)を組み合わせて評価することも一般的です。

治療と管理

現在根治療法はありませんが、生活習慣の改善が最も重要です。具体的には、体重を10%以上減らす、バランスの取れた食事(低脂肪・低炭水化物)、定期的な運動が推奨されます。必要に応じて、炎症や線維化を抑える薬(例:ピオグリタゾン、ビタミンE)や血糖・脂質コントロール薬が処方されることがあります。

予後

早期に介入し体重管理や適切な薬物療法を行うことで、肝硬変や肝がんへの進行リスクを大幅に低減できます。

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