|  | 健康と病気 >  | がん | 白血病

小児白血病の事実と対策

米国がん協会によると、小児白血病は稀な疾患ですが、2009年には約3,500人の子どもが罹患しました。発症率は低いものの、子どもがかかるがんの中で最も多い病種です。白血病のタイプにより5年生存率は50%から80%と幅があります。家族に白血病の既往がある、あるいは子どもに異常な症状が見られる場合は、正しい知識を持つことが重要です。

タイプ

  • 急性リンパ性白血病(ALL)は小児白血病で最も一般的です。
  • 急性骨髄性白血病(AML)は比較的少ないです。
  • 急性形は増殖が速く、症状が急激に現れます。
  • 慢性骨髄性白血病(CML)や慢性リンパ性白血病(CLL)は小児ではまれで、増殖は遅いです。
  • 幼児性骨髄単球性白血病(JMML)は稀で、増殖速度は急性と慢性の中間です。

原因

骨髄は造血幹細胞を産生し、成熟した血球へと分化させます。白血病になると、幹細胞が過剰に白血球を産生し、正常な赤血球や血小板の空間を奪います。なぜこの異常が起こるかは未解明ですが、ダウン症候群、放射線被曝、臓器移植などがリスク因子とされています。また、兄弟が白血病を患っている場合、発症リスクが高まります。

症状

  • 赤血球が減少するため疲労感が強くなる。
  • 正常な白血球が減少し、発熱や感染症にかかりやすくなる。
  • 血小板が減少し、あざができやすく出血しやすい。
  • 骨や関節の痛み、腹部の腫れ、体重減少、呼吸困難など。

これらの症状が組み合わさっている場合は、速やかに医師に相談してください。

診断

白血病が疑われると、まず血液検査で赤血球・血小板・白血球の数を調べます。その後、骨髄穿刺・生検で骨髄サンプルを採取し、顕微鏡で細胞の種類を確認します。CTやX線で病変の広がりを評価し、脊髄液の検査(腰椎穿刺)で中枢への転移を調べることもあります。

治療

診断と白血病のステージが確定したら、治療が開始されます。治療期間は約2年半から3年で、化学療法や放射線療法が中心です。標的薬療法は特定のがん細胞に作用する薬剤を併用し、効果を高めます。再発リスクが高い場合や再発した場合は、骨髄移植が行われます。

白血病 - 関連記事