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多核白血球(好中球)とは何か?

概要

好中球(Polymorphonuclear leukocytes、PMN)は、免疫系で重要な役割を果たす白血球の一種です。全血中の白血球の約60〜70%を占め、最も多い白血球です。

構造と特徴

好中球は多核(核が複数の葉に分かれている)を持ち、その名前は「poly=多」「morph=形」「nuclear=核」から来ています。また、運動性が高く、感染部位や損傷部位へ迅速に移動します。

免疫における役割

好中球は先天免疫と獲得免疫の両方に関与します。先天免疫では、食作用(ファゴサイトーシス)により病原体を取り込み破壊し、活性酸素種やデフェンシンといった抗菌物質を放出します。

獲得免疫では、T細胞やB細胞の活性化を助け、サイトカインを産生して免疫応答を調整します。

好中球数の基準と変動要因

一般的な好中球数は血液1µLあたり4,000〜10,000個です。感染や炎症が起こると増加し、化学療法などの影響で減少することがあります。

異常値の意味

好中球数が高い場合は感染、炎症、組織損傷などが疑われます。逆に低い場合は骨髄機能不全、自己免疫疾患、特定のがんなどが考えられます。

異常な好中球数が認められたら、原因を特定し適切な治療を受けるために医師に相談してください。

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