肺がんの主な3つのタイプとは?
肺がんの分類
肺がんは大きく2つに分けられます。小細胞肺がん(SCLC)と非小細胞肺がん(NSCLC)です。SCLCは全肺がんの約10%を占め、非常に増殖が早いのが特徴です。NSCLCは全体の約85%を占め、主に3つのタイプがあります。
非小細胞肺がん(NSCLC)の主な3タイプ
腺癌(アデノカルシノーマ)
腺癌はNSCLCの中で最も多く、全NSCLCの約半数を占めます。肺の外側に発生しやすく、喫煙者に多いですが非喫煙者にも見られます。異常細胞が局所にとどまることが多く、手術で切除できるケースが比較的多いです。
扁平上皮癌(スカーミングセルカルシノーマ)
扁平上皮癌はNSCLCの約3分の1を占め、気管支の中心部に発生します。咳や血痰などの症状が早期に現れやすく、近年はフィルター付きタバコの普及により罹患率が減少しています。
大細胞癌
大細胞癌はNSCLCの中で最も稀なタイプで、未分化癌とも呼ばれます。肺の中心部にでき、出血や組織破壊を伴いやすく、増殖が速く早期に転移しやすい特徴があります。
その他の非小細胞肺がん
腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌以外にも、形態多様性がある肺癌(多形性肺癌)、カルチノイド腫瘍、唾液腺様癌、未分類癌などがあります。患者によってはこれらのタイプが混在していることもあります。
小細胞肺がん(SCLC)と気管支カルチノイド
SCLCは全肺がんの約10%を占め、最も侵攻性が強く増殖が速いです。喫煙者に強く関連し、非喫煙者は1%未満です。一方、気管支カルチノイドは喫煙とは無関係で、増殖が遅く早期に外科的切除が可能です。
