小細胞肺がんの症状
肺がんは男女ともに最も死亡率の高いがんであり、そのうち小細胞肺がんは全肺がんの約25%を占めます。胸部に限局するケースもあれば、胸部外へ転移するケースもあります。多くの場合、がんが検出された時点ですでに他の部位へ広がっているため、外科手術はほとんど選択肢に入りません。診断された患者の約4割は無症状で、他の目的で胸部X線検査を受けた際に偶然発見されます。症状が現れるのは、がんが進行した後がほとんどです。
血痰(ヘモプチシス)
- 喉や肺から出る血液を含んだ痰です。口や胃腸からの出血とは異なり、呼吸器系からの出血です。空気と混ざるため泡状に見えることが多く、鮮やかな赤色やサビ色、血の筋が混ざることがあります。
胸痛
- 首から上腹部にかけての前部に不快感や圧迫感を感じることがあります。心筋梗塞と誤認されがちですが、肺を含むさまざまな組織が原因となり得ます。
咳嗽(せき)
- 気道を清浄に保つ自然な反応ですが、慢性的に続く咳は重篤な疾患のサインです。血痰を伴う場合は小細胞肺がんが疑われます。
食欲不振
- がんが進行すると、体が必要とするカロリーにもかかわらず食欲が低下します。その結果、意図しない体重減少、倦怠感、筋力低下が起こります。
呼吸困難
- 腫瘍が肺の一部を圧迫し、空気の流れが阻害されることで息切れが生じます。顔面浮腫、発熱、声のかすれ、嚥下困難などの付随症状が見られることもあります。
