小児におけるリンパ腫の症状と治療
リンパ腫とは
リンパ系に発生するがんで、リンパ節や脾臓、胸腺、扁桃、腺様組織、骨髄、リンパ管などが対象です。
ホジキンリンパ腫
ホジキンリンパ腫(ホジキン病)は、リンパ節や他のリンパ組織にリード=スタンバーグ細胞が認められることが特徴です。15〜40歳に多いですが、子どもでも発症します。原因は不明ですが、特定の感染症が関与する可能性があります。
症状
頸部リンパ節の腫脹が最も一般的で、数週間続くことがあります。腫れは腋窩や鼠径部へ広がります。子どもの場合、発熱、咳嗽、呼吸困難、強いかゆみ、夜間の発汗、体重減少などがみられます。
非ホジキンリンパ腫
非ホジキンリンパ腫は、リンパ系の細胞が異常増殖し、全身に拡がるがんです。小児に多いタイプは、リンパ芽球性非ホジキンリンパ腫、バーキット/非バーキットリンパ腫、びまん性大細胞型(組織球性)非ホジキンリンパ腫です。
症状
進行が速く、腫瘍の位置に応じて症状が変わります。呼吸困難、腹痛、リンパ節腫脹、発熱、咽頭痛、骨・関節痛、夜間の発汗、倦怠感、食欲不振、体重減少、かゆみ、感染症などがあります。
病期と評価
リンパ腫はⅠ〜Ⅳの4段階に分類され、腫瘍の大きさ・部位・転移の有無で決まります。症状の有無でA(無症状)・B(体重減少・発熱・夜間発汗あり)に区分します。
治療法
治療は年齢、全身状態、病期、予後などを総合的に判断して選択します。主な治療は外科手術、化学療法、放射線療法、骨髄移植です。併せて血液検査、腰椎穿刺、抗生物質投与、長期フォローアップ、骨髄検査などが行われます。
