リンパ節が腫れる原因となる主な疾患
リンパ節が腫れる(腫脹する)原因はさまざまです。以下に、代表的な疾患や状態を紹介します。
感染症
風邪・インフルエンザ・扁桃炎・咽頭炎・伝染性単核球症などのウイルス・細菌感染は、免疫反応の一環としてリンパ節が腫れます。
結核(TB)は、特に首、腋窩、鼠径部のリンパ節を持続的に腫らせます。
サイトメガロウイルス(CMV)感染でもリンパ節腫脹が見られます。
トキソプラズマ症は、免疫低下者でリンパ節が腫れることがあります。
性病(STI)のうち、梅毒やHIV/エイズは鼠径部のリンパ節腫脹を起こすことがあります。
第五病(パルボウイルスB19)や風疹(ドイツはしか)、水痘(帯状疱疹ウイルス)もリンパ節腫脹を伴うことがあります。
免疫系疾患
全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、シェーグレン症候群など、免疫が過剰に働く疾患はリンパ節が腫れやすくなります。
悪性腫瘍(がん)
がん細胞がリンパ節に転移することで腫脹が起こります。代表的ながんは、リンパ腫(ホジキン病・非ホジキンリンパ腫)、白血病、乳がん、肺がん、皮膚がんなどです。
その他の疾患
カワサキ病は主に小児に見られる血管炎で、リンパ節腫脹を伴います。
猫ひっかき病は、猫との接触で起こる細菌感染で、腋窩や頸部のリンパ節が腫れます。
リンパ節の腫れが必ずしも重篤な疾患を示すわけではありませんが、持続的・顕著な腫脹がある場合は、早めに医療機関で診察を受け、適切な評価と診断を受けることが重要です。
