コロボーマとは何か?
コロボーマとは
コロボーマは、目の構造のひとつである虹彩、網膜、または脈絡膜にできる穴や欠損のことを指します。サイズはごく小さなものから、目立つ大きな開口部まで様々です。
発生場所と頻度
コロボーマは眼球のどこにでも生じ得ますが、特に虹彩の下部に多く見られます。
先天性と後天性
先天性コロボーマは妊娠中の発育異常が原因で出生時から存在します。一方、後天性コロボーマは外傷、炎症、手術などがきっかけで後に発生します。
主な症状
- 視力低下やぼやけた視界
- 光に対する過敏感
- 複視(ものが二重に見える)
- 飛蚊症
- 周辺視野の狭窄
- 斜視(目がずれる)
- 眼振(不随意な速い眼球運動)
治療法
欠損の大きさ・位置・原因に応じて治療方針が変わります。小さく症状が出ないコロボーマは経過観察で済むこともありますが、視力障害や外観の問題がある場合は手術が検討されます。
手術の種類
- 虹彩切除術(Iridectomy):虹彩の一部を除去し、新たな瞳孔を作る手術です。
- 脈絡膜切開術(Choroidotomy):脈絡膜に小さな開口部を作り、網膜への圧力を軽減します。
- 早産児網膜症(ROP)手術:レーザー治療や凍結療法(クライオセラピー)で網膜の異常を修正します。
- 移植手術:重症例では、健康な虹彩や網膜を移植することがあります。
予後
予後は欠損の大きさ・位置・原因に大きく左右されます。多くのケースで手術により視力改善と見た目の改善が期待できますが、永続的な視力低下や合併症が残ることもあります。
