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リンパ肉芽腫(LGV)とは何か?

概要

リンパ肉芽腫(Lymphogranuloma venereum、略称LGV)は、クラミジア・トラコマティスという細菌が原因となる性感染症(STI)です。クラミジア属の感染症は、トラコーマ、エンドミックトラコーマと合わせて3種類に分類されます。

症状

感染部位に小さくて無痛の潰瘍ができ、次第にリンパ節が腫れ、発熱や全身症状を伴います。主な症状は以下の通りです。

  • 無痛性潰瘍(主に性器、直腸、口腔)
  • 腫れたリンパ節(鼠径部や腋窩が多い)
  • 発熱・悪寒
  • 頭痛・筋肉痛
  • 吐き気・嘔吐・下痢

まれに以下の重篤な合併症を起こすことがあります。

  • 敗血症
  • 髄膜炎
  • 心内膜炎
  • 骨髄炎
  • 失明

感染経路

主に性行為によって感染しますが、感染者の体液や汚染された物品に触れることでも感染する可能性があります。熱帯・亜熱帯地域での発生が多いですが、温帯地域でも報告されています。

診断

症状と臨床所見に基づき診断します。血液検査や培養、PCR検査でクラミジアの有無を確認することが一般的です。

治療

抗生物質による治療が基本です。ドキシサイクリンまたはエリスロマイシンを最低21日間投与します。重症例では、感染したリンパ節や組織の外科的除去が必要になることがあります。

予防

コンドームの使用や、症状のある相手との性行為を避けるなど、安全な性行為が最も効果的です。

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