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腹膜中皮腫の治療法

腹膜中皮腫は、腹腔と胃の裏側を覆う膜に発生する稀な癌です。米国国立医学図書館の2007年のレビューによると、年間100万人あたり1〜2人しか診断されません。主にアスベストに曝露した人に発症し、男性に多く見られます。予後は不良で、治療は病期に応じて選択されます。

手術

腫瘍の除去や成長抑制、症状緩和を目的に手術が行われます。診断が遅れることが多いため、周囲の正常組織も一緒に切除することがあります。手術は放射線療法や化学療法と併用されることが一般的です。

放射線療法

腹部全体に照射する方法や、腫瘍部位に高エネルギーのビームを集中的に当てて縮小させる方法があります。放射線はがん細胞を死滅させますが、単独での使用は稀です。副作用として吐き気、嘔吐、下痢、疲労感が起こります。

化学療法

がん細胞の増殖を阻止する薬剤を経口または注射で投与します。最近では、薬剤を直接腹腔内に注入する腹腔内化学療法の研究が進んでいます。主な副作用は吐き気、疲労、脱毛、体重減少で、治療終了後に改善します。

免疫療法

患者自身の免疫細胞を活性化させるか、免疫応答を誘導する薬剤を投与する治療法です。単独で用いられることは少なく、化学療法と組み合わせて使用されます。

穿刺(パラセンテシス)

腹腔内にたまった液体を排出し、痛みや呼吸困難を軽減する目的で行われます。病気の根治や進行抑制を目的としたものではなく、症状緩和が主な目的です。病院や診療所で細いチューブを腹部に挿入して実施します。

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