癌が全身に及ぼす影響とは?
癌は局所的な腫瘍だけでなく、全身のさまざまな臓器や機能に影響を及ぼします。以下は、癌が引き起こす代表的な全身性の症状です。
体重減少(カヘキシア)
腫瘍によるタンパク質や炭水化物代謝の変化で、深刻な組織減少と体重減少が起こります。これをカヘキシアと呼びます。
出血
腫瘍細胞が血管を侵食したり、組織が潰瘍化したりすることで出血が起こります。また、骨髄抑制により凝固機能が低下し、慢性的な出血が貧血を招くこともあります。
貧血
食欲不振、慢性出血、骨髄抑制などが原因でヘモグロビンが低下し、酸素供給が不足します。その結果、疲労感や組織の再生不良、全身の倦怠感が現れます。
感染症
組織の崩壊や免疫機能の低下により、肺炎などの感染症が起こりやすくなります。
副腫瘍症候群(パラネオプラスティック症候群)
腫瘍が神経機能、血液凝固、ホルモン分泌などに影響する物質を産生することがあります。これにより診断が難しくなり、病状管理が複雑化します。
