骨髄移植患者のための食事ガイド
骨髄移植(BMT)では、がん治療の一環として新しい免疫系が移植されます。高用量化学療法後は白血球(WBC)が低下し、感染リスクが高まります。そのため、食事面での管理が重要です。以下では、好中球減少食の基本と実践ポイントを解説します。
好中球減少食とは?
医師が化学療法開始時に指示することがある「好中球減少食」は、細菌や微生物を死滅させるために十分に加熱・殺菌・加工した食品を指します。感染リスクを低減する目的で取り入れられます。
摂取すべき食品
- タンパク質を豊富に含む食材(鶏肉、魚、牛肉、豚肉、卵)を十分に加熱して摂取。
- 調理・缶詰・冷凍された野菜や果物。
- 瓶詰め・缶詰・冷凍ジュース。
- 化学療法後に吐き気や口内炎がある場合は、医師の指示で高カロリーの栄養ドリンクを利用。
避けるべき食品
- 生のまま、洗っていない、加熱していない食品。
- 調理後2時間以上室温に放置された食品(細菌増殖の恐れ)。
- 井戸水や自家製ジュースなど、細菌が潜む可能性のある飲料。
- 機械式アイスクリームやヨーグルトは避け、冷凍コーナーのパッケージ品を選ぶ。
- 衛生管理が不確かな屋台や露天販売の食品は避ける。
外食時のポイント
- 評判の良い飲食店を選び、必要に応じて保健所の衛生評価を確認。
- サラダバー、ビュッフェ、デリは避け、食材が長時間放置されている可能性があるため。
- 混雑が少ない時間帯に訪れ、座席は人通りの少ないエリアをリクエスト。
通常食への移行
通常食への切り替えは主治医と相談の上で決定します。自己骨髄移植の場合は約30日、ドナー移植の場合は約100日間好中球減少食を続けることが一般的です。白血球数や感染の有無などを基に判断します。
