癌は胸と脊椎の痛みを引き起こすか?
癌にはさまざまな種類があり、それぞれ特有の症状や痛みが現れます。中には胸部や背骨に痛みを伴うものもあります。
肺がん
肺がんは約25%の患者で持続的な胸部痛を引き起こします。多くの場合、他の症状と併発します。主な症状は咳で、患者の74%が経験します。血痰は57%、息切れは37%です。
脊椎腫瘍
脊椎にできる腫瘍は背中の痛みを生じ、椎骨が圧迫・崩壊することもあります。この痛みは夜間に胸部へ放散することがあります。軽度の鎮痛剤では緩和しにくい持続的な背部痛が特徴です。
転移性がん
がんは肺から脊椎へ、あるいは他の部位から肺や脊椎へ転移することがあります。これを転移(メタスタシス)と呼びます。小細胞肺がんは非小細胞肺がんに比べ転移しやすい傾向があります。
発生率
統計的に、がん患者の7割が脊椎への転移を起こすとされていますが、そのうち痛みを感じるのは約1割にすぎません。
留意点
上部脊椎への転移は、腫瘍が脊髄神経根を圧迫することで腕や他の部位に弱さや痛みを引き起こすことがあります。
