がんのステージIII(第3期)

早期段階

がんの早期段階は、症状が現れる前にがん細胞が存在する状態を指します。ステージ0はがん細胞が検出された状態で、ステージIは小さく局所的な腫瘍です。ステージIIIは、局所的でありながらも症状が出るほど大きな腫瘍があることを示します。例として、メラノーマのステージIIは腫瘍の厚さが1〜4mmです。

ステージIII

多くのがんでステージIIIは、腫瘍が大きくなり、周囲組織に顕著な影響を及ぼす段階です。近くのリンパ節(免疫系の液体や白血球が集まる部位)も侵されます。例として、ステージIIIAの肺がんでは腫瘍がリンパ節を7cm以上に腫らせます。腫瘍は心臓や気道に近い重要部位に位置することもあります。ステージIIIBは、がんが元の肺の反対側へ転移した状態です。

症状

ステージIIIの症状は腫瘍の部位によって異なりますが、一般的にリンパ節の炎症に伴う倦怠感や、腫瘍の大きさによる圧迫痛がみられます。肺がんの場合、腫瘍が胸壁や大きな神経を圧迫し、首周りのしびれや麻痺を引き起こすことがあります。結腸がんでは、腫瘍が消化管を塞ぐため嘔吐・下痢、細い便が出ることがあります。

治療法

ステージIIIのがんでは、化学療法や放射線療法が主に用いられます。がん細胞が局所を超えていることが多いため、これらの治療で腫瘍の縮小や除去を目指します。化学療法はがん細胞のDNAを標的とする合成薬剤を体内に投与し、細胞死を誘導します。放射線療法は高エネルギーの放射線ビームで腫瘍を縮小させ、周囲の正常組織への影響を最小限に抑えます。

予後

予後はがんの種類に大きく依存します。ステージIIIの結腸がんの5年生存率は約64%、子宮頸がんは約70%と報告されています。一方、膵臓がんは診断が遅れやすく、ステージIII・IVが多く、5年生存率はわずか4%です。

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