砂糖代替品とがんリスクの関係

砂糖代替品とは?

人工甘味料や自然由来の甘味料は、砂糖と同じ甘さをはるかに少ないカロリーで提供します。甘味が濃縮されているため、砂糖と同等の甘さを得るにはごく少量で済みます。

FDAが承認した甘味料

米国食品医薬品局(FDA)は、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、ネオタムを低カロリー甘味料として承認しています。各甘味料には「許容一日摂取量(ADI)」が設定されており、これを超えなければ健康リスクはないとされています。

サッカリンとがん

1970年代初頭のラット実験では、サッカリン摂取が膀胱がんの発生と関連していると報告されました。この結果を受けて米国議会は警告表示を義務付け、さらなる研究を要請しました。

その後の研究では、サッカリンが高用量で膀胱がんリスクを高めることがラットで確認されていますが、ヒトに対する同様のリスクは認められていません。国立がん研究所(NCI)は、サッカリンとがんの関連はラット特有と結論付けています。

アスパルテームとがん

アスパルテームは1981年にFDAの承認を受け、動物実験でがんや健康被害が確認されなかったことが根拠です。

しかし、NCIの報告では、アスパルテーム上市後に米国で脳腫瘍が増加したという指摘がありました。実際には、脳腫瘍や中枢神経系がんはアスパルテーム承認よりも8年前から増加傾向にありました。

2005年のラット実験では、非常に高用量(1日あたり約2,000本のダイエット炭酸飲料に相当)を与えるとリンパ腫や白血病の発生率が上がると報告されましたが、NCIは実際の摂取量でがんリスクが上がる証拠はないと結論付けています。

アセスルファムカリウム、スクラロース、ネオタム

これら3つの甘味料についても、FDAは100件以上の安全性試験を評価し、がんリスクを含む有害性の証拠は見つかっていないと判断しています。したがって、一般の消費者が適正なADI範囲内で使用すれば安全とされています。

総合的に見ると、現在の科学的根拠は、認可された砂糖代替品ががんを直接的に引き起こす証拠は示していません。

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