扁桃がんの治療法は?
扁桃がんは、扁桃、軟口蓋、舌根部、後咽頭壁などに発生するがんです。毎年約8,000件の喉頭がんが診断され、その中に扁桃がんも含まれます。男性に多く、喫煙者のリスクが高いことが知られています。
手術
がんが扁桃や近くのリンパ節に局所的に限局している場合、手術が第一選択となります。扁桃の切除だけで治癒できることもありますが、進行例では頸部リンパ節の切除や、術後に化学療法・放射線療法を併用することがあります。口腔内からはレーザーで腫瘍を除去できる場合もありますが、リンパ節切除は頸部切開が必要です。
放射線療法
高エネルギーX線ビームを用いてがん細胞を死滅させる治療です。手術で除去できない部位のがん細胞を狙い撃ちしたり、化学療法と組み合わせて効果を高めます。放射線療法により、過度な手術を回避し、発声や嚥下機能の喪失、変形といった合併症のリスクを低減できることがあります。
化学療法
主に静脈内投与で行われ、血流を通じて全身に薬剤が行き渡ります。手術や放射線療法と併用し、残存がん細胞を根絶したり、腫瘍を縮小させて手術が可能になるようにします。
再建手術
がん切除の範囲が広い場合、頸部や咽頭の再建が必要になることがあります。再建手術は、口腔機能や外見をできるだけ維持することを目的に、がん摘出と同時または術後に行われます。
リハビリテーション
手術後は、言語療法で発声機能の回復を図ります。また、嚥下障害がある場合は嚥下訓練が必要です。栄養管理の面では、摂取できる食事形態に合わせた食事指導を栄養士が行い、健康的な食生活をサポートします。
