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膵臓がんの概要と対策

原因

膵臓がんは、膵臓の細胞に遺伝子変異が蓄積することで発生します。変異により細胞が異常に増殖し、長期間生存できるようになると腫瘍化します。がんの発生部位により分類され、膵管にできる腺癌(アデノカルシノーマ)が最も一般的です。ホルモン産生細胞にできる内分泌腫瘍は稀です。

症状

早期は自覚症状がほとんどありません。進行すると、皮膚や眼球が黄色くなる黄疸、体重減少、食欲不振、上腹部痛、うつ状態などが現れます。

リスク要因

肥満、膵臓がんや膵炎の家族・個人歴、喫煙、リンチ症候群やペウツ・ジェゴール症候群などの遺伝性疾患がリスクを高めます。また、70代・80代の高齢者やアフリカ系アメリカ人の罹患率が高いことが知られています。

診断

超音波検査、CT、MRIなどで膵臓の画像を取得します。内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)や内視鏡超音波(EUS)により胆管や膵管を観察し、細胞・組織サンプルを採取することも可能です。針生検により直接組織を採取して病理診断を行います。

治療

治療はがんの種類・ステージ、患者の年齢・体力・希望に応じて決定します。根治が可能な場合は手術が選択されますが、転移や血管浸潤があると適応が限られます。膵頭部切除(ウィップル手術)や膵体・尾部切除(遠位膵切除)があります。放射線療法は化学療法と併用されることが多く、化学療法は経口または静脈投与でがん細胞を攻撃します。

合併症

腫瘍が神経や胆管を圧迫し、腹部痛や黄疸を引き起こします。胆管閉塞にはステント留置で胆汁の流れを確保し、腸閉塞には腸ステントが用いられます。治療に伴う嘔吐や悪心で体重減少や栄養吸収不良が起こり、最終的に予後は不良です。

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