膵臓機能が低下するとどんな健康問題が起こるか?
膵臓は腹部にある内分泌・外分泌の両方の機能を持つ腺で、食物の消化を助ける酵素や血糖値を調整するホルモン(インスリン)を分泌します。膵臓の働きが低下すると、以下のようなさまざまな疾患や症状が現れます。
糖尿病
膵臓がインスリンを十分に産生できないと血糖値が上昇し、1型糖尿病や2型糖尿病の原因となります。特に1型はインスリン依存性で、生涯にわたるインスリン治療が必要です。
膵炎
膵臓の炎症である膵炎は、過度の飲酒、胆石、特定の薬剤などが原因です。軽症から重症まであり、重症例は命に関わることがあります。
膵臓がん
膵臓に発生するがんで、診断が遅れやすく治療も難しいため、予後が悪いことで知られています。米国ではがん死亡原因の第3位です。
吸収不良
膵酵素の分泌不足により、食物中の栄養素が十分に吸収できなくなる状態です。セリアック病やクローン病なども原因となります。体重減少、下痢、倦怠感などが現れます。
胃腸炎
ウイルスや細菌、寄生虫などが原因で胃や腸が炎症を起こす胃腸炎は、膵臓機能低下が関与することもあります。下痢、嘔吐、腹痛などの症状が出ます。
