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日焼け止めは本当に“ヘビ油”か?訴訟と実情を検証

2006年に複数の集団訴訟が提起され、主要な日焼け止めメーカーが消費者に対し『ヘビ油』のような商品を販売したとして訴えられました。原告は、日焼け止めがUVAとUVBの両方から保護すると誤解させ、実際にはUVB防御のみで有害なUVAに対する保護はないと主張しています。訴訟は分割され、現在も集団訴訟手続きの一部として進行中です。

重要性

2006年4月24日のAP通信記事(msnbc.com掲載)によると、CoppertoneやNeutrogenaなどの大手メーカーに対し、計9件の訴訟が提起されました。原告側は、広告で「UVA・UVB両方を防げる」と誤認させ、長時間の日光浴を可能にすると消費者を騙したと主張。ロサンゼルスの弁護士は、これらの日焼け止めを「今世紀のヘビ油」と呼んでいます。

歴史

ヘビ油の起源は東洋医学に遡ります。中国では関節炎緩和の代替療法として、淡水ヘビの脂肪分を少量抽出したものが用いられていました。19世紀に中国系鉄道労働者が西側に持ち込み、長時間の労働で痛む関節を和らげるために仲間に配っていたとされています。

その後1世紀ほどして、いわゆる「詐欺医師」や巡回商人が「奇跡の薬」として売り込むようになり、実際にはカンフルやステアリン酸といった効果のない成分が混入しているだけでした。買い手が効果を実感できないと、販売者はすでに次の街へと姿を消していました。

誤解

メラノーマやその他の皮膚がんの主な原因は、太陽光に含まれるUV線です。そのため多くの人が日焼け止めに依存して皮膚病予防を期待しますが、医療関係者は「日焼け止めだけでがんを防げるわけではない」ことを指摘しています。UVBだけの防御ではUVAによるダメージは残ります。

メリット

米国皮膚科学会(AAD)は「ヘビ油」説を否定し、日焼け止めの有用性を強調しています。問題は「使用量が足りない」ことと「再塗布が不十分」なことです。多くの消費者は朝に一度塗れば一日中効果が続くと考えますが、長時間の直射日光や水泳で効果は薄れます。専門医は、こまめに、そして十分な量を塗り直すことを推奨しています。

将来性と規制

日焼け止めは米国食品医薬品局(FDA)のOTC医薬品規則の対象で、特に暖かい季節や水辺での使用時は「たっぷり」かつ「定期的」に塗布するよう指導されています。SPF30以上の製品は皮膚がんリスクを低減するとされています。

また、連邦取引委員会(FTC)とFDAは、日焼け止めの広告をUVB防御に限定する新規規則の策定を検討しましたが、表現の自由に関する懸念から多くは実施に至っていません。

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