皮膚がんの種類と特徴
皮膚がんは皮膚の細胞、特に表皮(皮膚の最外層)にできるがんです。ヒトで最も頻度の高いがんであり、転移する前に早期発見・治療すれば約90%の生存率が期待できます。
光角化症(Actinic Keratosis)
光角化症は、日光に頻繁にさらされる部位にできるざらざらした斑点です。前癌状態とされ、放置すると数年かけてがん化する可能性があります。主に液体窒素で凍結除去されます。
扁平上皮がん(Squamous Cell Carcinoma)
光角化症が進行してがん化したものが扁平上皮がんです。診断は生検が唯一の確実な方法です。皮膚がざらざらし、剥がれ落ちても数週間で再発することがあります。液体窒素凍結やレーザー焼灼で除去します。
基底細胞がん(Basal Cell Carcinoma)
最も一般的な皮膚がんで、治りにくい潰瘍として現れます。浸潤性ですが、転移することは稀です。外科的切除や専用の焼灼器具で除去します。基底細胞がんと診断された場合、別の部位に新たに発生するリスクが高いことが知られています。
メラノーマ(Melanoma)
最も悪性度が高い皮膚がんで、早期に発見しないと他臓器へ転移しやすくなります。外科的に完全切除し、転移リスクが高いため化学療法や免疫療法を併用することがあります。
その他の稀な皮膚がん
以下のような稀な皮膚がんも存在します。
- カポジ肉腫(Kaposi's sarcoma)
- メルケル細胞癌(Merkel cell carcinoma)
- 皮膚サルコーマ(sarcoma)
- T細胞皮膚リンパ腫(T‑cell skin lymphoma)
