悪性黒色腫(メラノーマ)についてのファクトシート
悪性黒色腫は、早期に発見すれば治癒可能な皮膚がんです。米国では最も一般的ながんの第6位で、主に日光の過剰曝露が原因とされています。
リスクが高い人
悪性黒色腫は人種を問わず発症しますが、思春期前や濃い肌色の人では稀です。米国のデータによると、40〜60歳の成人や肌が白い人に多く見られます。紫外線を過剰に浴びる人、家族に黒色腫の既往がある人、ほくろが50個以上ある人はリスクが高くなります。また、AIDSやリンパ腫などで免疫力が低下している人も罹患しやすいとされています。
原因
黒色腫は、メラニンを産生するメラノサイトが変異することで発生します。皮膚の細胞はDNAの指示で新しい細胞が表皮へと押し上げられますが、DNAが損傷すると制御が失われ、がん細胞が増殖します。紫外線(太陽光や日焼けサロンの光)がDNA損傷の主な原因です。
注意すべき症状
黒色腫はさまざまな形で現れます。既存のほくろが変化したり、新たに黒や茶色の斑点ができたりします。色・形・大きさの変化、かゆみ、出血、痛み、またはほくろの周囲に新たな斑点が出現した場合は注意が必要です。
治療法
早期発見が治癒率を高めます。小さく深さの浅い黒色腫は外科手術で完全に切除でき、周囲の正常組織も一緒に除去します。広範囲に切除する場合は皮膚移植が必要になることがあります。手術後はリンパ節への転移を確認し、必要に応じてリンパ節も切除します。進行した場合は化学療法や追加手術など、より高度な治療が行われます。
予防策
紫外線対策が予防の基本です。日差しが強い午前10時から午後2時の外出はなるべく控え、長袖・帽子・サングラスを着用し、SPF15以上の日焼け止めを使用してください。日焼けサロンの利用も避けましょう。
