紫外線が危険な理由とは?
紫外線(UV)にさらされると皮膚がんのリスクが高まります。健康的な日焼けは存在せず、UVA と UVB のどちらもががんを引き起こす可能性があります。紫外線は放射線の一種で、細胞分裂時の DNA 複製を乱し、タンパク質の配列がずれて有害な変異を生じさせ、結果としてがん化します。
皮膚の色素
皮膚の色素はメラノサイトという細胞から産生されます。日光に当たるとメラノサイトが活性化し、メラニンを皮膚表面へ運び、DNA を有害な紫外線から守る「傘」の役割を果たします。日焼けの色は約30日ごとに新しい皮膚細胞に置き換わるため、徐々に薄れていきます。
皮膚がんの種類
- 基底細胞がん(Basal Cell Carcinoma):最も一般的で、転移しにくい良性に近いがんです。小さな光沢のある結節が中心部に凹みを伴い、真珠様の縁を持ちます。
- 扁平上皮がん(Squamous Cell Carcinoma):赤くなり鱗状の隆起ができ、頭皮・耳・下唇・手背などに潰瘍を形成します。早期発見すれば治療しやすいですが、放置すると致命的になることがあります。
- 悪性黒色腫(Malignant Melanoma):皮膚がん全体の約5%を占める最も致死率が高いがんです。既存のほくろから発生することが多く、以下の ABCD ルールで判定します。
・非対称(Asymmetry):形が不均一
・境界(Borders):輪郭が不整
・色(Color):色むらや複数色
・直径(Diameter):6mm(鉛筆の消しゴム大)以上
予防と対策
日焼け止めの使用、適切な衣服での紫外線カット、日差しの強い時間帯を避けるなど、日常的に紫外線対策を行うことが重要です。また、皮膚に異常が見られたら早めに皮膚科を受診しましょう。
