核医学における in vivo と in vitro の検査とは?
in vivo 検査
in vivo 検査は、放射性トレーサーや放射性医薬品を患者本人に投与し、体内で直接生理機能を評価したり、病変を診断したり、治療効果をモニタリングしたりする検査です。
主な検査例
- 骨シンチグラフィー:血流に放射性トレーサーを注射し、骨代謝や骨折、感染、腫瘍などの異常を検出します。
- 心筋血流イメージング(Myocardial Perfusion Imaging):放射性トレーサーを投与し、心筋への血流を評価し、冠動脈疾患の有無を判断します。
- 腎シンチグラフィー:放射性トレーサーで腎機能や血流の異常、結石や腫瘍を評価します。
- 肺血流シンチグラフィー:放射性トレーサーを吸入または注射し、肺への血流を評価し、肺血栓塞栓症や肺癌の診断に用います。
in vitro 検査
in vitro 検査は、血液、尿、組織標本などのサンプルを採取し、実験室で放射性や免疫学的手法を用いて特定の分子やバイオマーカーを測定する検査です。
主な検査例
- 放射免疫測定法(RIA):放射性標識抗体を使い、ホルモンや薬物などの濃度を測定します。
- 酵素免疫測定法(ELISA):酵素標識抗体で特定タンパク質や物質を定量します。
- ポリメラーゼ連鎖反応(PCR):DNA の特定配列を増幅し、遺伝子変異や病原体を検出します。
- フローサイトメトリー:細胞のサイズや表面マーカー、DNA 含量などを測定します。
まとめると、in vivo 検査は体内で直接生理状態や病変を評価し、in vitro 検査は体外でサンプルを分析して分子レベルの情報を得る方法です。どちらも核医学における診断・治療・研究に不可欠な手段です。
