COVID-19とPOTS:知っておくべきポイント
POTSとは何か
Postural Orthostatic Tachycardia Syndrome(姿勢性起立性頻脈症候群)は、立ち上がったときにめまいや失神を引き起こす自律神経系の障害です。立位になると心拍数や血圧が十分に上昇せず、脳への血流が低下するために起こります。
COVID-19とは
COVID-19はSARS‑CoV‑2ウイルスが引き起こす呼吸器感染症で、飛沫や接触による感染が主です。重症化すると肺炎だけでなく、全身の自律神経に影響を及ぼすことがあります。
COVID-19がPOTSを引き起こす可能性
研究報告では、COVID-19感染後に自律神経が損傷し、POTSを発症するケースが報告されています。ウイルスが交感神経・副交感神経のバランスを乱すことが主なメカニズムと考えられています。
POTSの主な症状
- めまい・ふらつき
- 失神
- 頻脈(心拍数の急上昇)
- 低血圧
- 倦怠感
- 頭痛
- 視界のぼやけ
- 吐き気・嘔吐
POTSの診断方法
医師は症状の聞き取りと身体検査を行い、必要に応じて起立試験や心電図、血液検査で他疾患を除外します。
POTSの治療・対策
根本的な治療法はありませんが、症状緩和のために次のようなアプローチが取られます。
- 血圧・心拍数を上げる薬剤(例:フルドロコルチゾン、ミドドリン)
- 生活習慣の改善
- 十分な水分と塩分の摂取
- アルコールやカフェインの過剰摂取を控える
- 定期的な軽い有酸素運動
POTSかもしれないと感じたら
症状が続く場合は早めに医療機関を受診し、正確な診断と適切な治療を受けましょう。早期対応が合併症の予防につながります。
