ADHD:多動性・衝動性タイプ
ADHDの多動性・衝動性タイプ
DSM(精神障害の診断・統計マニュアル)ではADHDを3つのタイプに分類しています。そのうち「多動性・衝動性タイプ」は、じっとしていられない、落ち着きがない、過度に話す、他人の話を遮る、場面にそぐわない走り回りや登りなどの行動が特徴です。また、不注意の側面として、ミスが多い、注意散漫、忘れ物が多い、細部を無視する傾向も見られます。
成人への影響
このタイプのADHDは、仕事の生産性や組織力に大きな影響を与えます。整理整頓が苦手で、怒りや気分の変動をコントロールしにくく、職場でも家庭でもストレスが増大します。慢性的な退屈感から、やりがいのある仕事を求めて転職を繰り返すこともあります。
治療法
多動性・衝動性タイプは、刺激薬が最も効果的とされています。米CDCによれば、子どもの約70%がこの薬で症状が改善します。2003年に承認された非刺激薬は副作用が少なく、24時間効果が持続します。薬物療法に加えて、行動療法や保護者向けトレーニングも併用されることが多いです。
