ドーパミン不足がもたらす症状と関連疾患
ドーパミン不足とは
ドーパミンは脳内で運動制御・報酬・動機付け・注意力など多くの機能を担う重要な神経伝達物質です。ドーパミンが不足すると、様々な身体的・精神的症状が現れます。
代表的な関連疾患
パーキンソン病
ドーパミン産生ニューロンの減少により起こる神経変性疾患です。主な症状は振戦(ふるえ)、筋硬直、動作の遅さ、協調運動障害などです。
統合失調症
遺伝的要因や環境要因が関与すると考えられる精神疾患で、幻覚・妄想・言語の統合障害、社会機能の低下が見られます。患者の多くでドーパミン活性が低下していることが報告されています。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
注意力の低下、衝動性、過活動が特徴の神経発達障害です。ドーパミン濃度が低いことが一因とされています。
物質使用障害
ドーパミンは快感や動機付けに関わる報酬系に関与しています。薬物やアルコールの使用は一時的にドーパミンを増加させますが、長期使用は逆にドーパミンレベルを低下させ、依存症の悪循環を招きます。
ドーパミン不足が引き起こすその他の症状
- 疲労感
- うつ症状
- 不安感
- 睡眠障害
- 体重増加
- 便秘
上記のような症状が続く場合は、基礎疾患の有無を確認するために医師の診察を受けることが重要です。
