ADHDの子どもに処方される薬の種類
注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、子どもが学習や日常生活で注意散漫になり、指示を聞かない、課題や家事を続けられない、落ち着きがないなどの症状が見られます。近年、Ritalin(リタリン)に続き、さまざまな薬が承認され、医師や保護者は選択肢が広がっています。
刺激薬(Stimulants)
最も一般的に処方されるのは、メチルフェニデートやアンフェタミン系の刺激薬です。米国小児科学会によると、刺激薬を投与された子どもの80%以上が1~2剤目で効果を示します。刺激薬は短時間型・中間作用型・長時間型の3種類があります。
短時間作用型・中間作用型
- リタリン(Ritalin)・リタリンSR・メチルフェニデート咀嚼錠・フォーカリン(Focalin)・デキセドリン(Dexedrine)・アデロール(Adderall)など。
- 1日2~3回服用が必要です。
- ジェネリック医薬品(リタリン、アデロール、デキセドリン)は価格が比較的安価です。
長時間作用型
- ビバンセ(Vyvanse)、アデロールXR、コンセプト(Concerta)、フォーカリンXR、メタデートCD、リタリンLAなど。
- 1日1回の服用で8〜12時間の効果が持続します。
- リタリンLAはカプセルを開けて食べ物にまぶすことが可能です。
- デュオやパッチ型の「Daytrana」は、皮膚に貼るタイプで、服薬が苦手な子ども向けです。
副作用
刺激薬の主な副作用は、不眠、めまい、抑うつ、食欲不振、過敏感、頭痛などです。症状は用量調整や別薬への変更、服用時間の見直しで改善されることが多いです。
抗うつ薬
刺激薬で十分な効果が得られない場合、三環系抗うつ薬やブプロピオン(ウェルブトリン)などが検討されます。
ストラテラ(非刺激薬)
ストラテラ(アトモキセチン)は、ノルエピネフリンの濃度を高める非刺激薬です。24時間以上効果が持続しますが、刺激薬ほどの多動症状改善効果は示されていません。また、稀に自殺念慮や自殺行動を引き起こす可能性があるため、使用時は注意が必要です。
