カビとカビ中毒の概要と対策
カビは湿度の高い環境で繁殖する微細な真菌です。カビが産生する薄い層がカビ臭(ミルデュー)と呼ばれます。屋外では日常的に目にしますが、密閉された空間で繁殖すると、皮膚の発疹やインフルエンザ様症状、頭痛などの健康被害を引き起こすことがあります。
症状
- 頭痛
- 筋肉の痙攣
- 倦怠感
- 下痢
- 口の中に金属味がする
- 光に対する過敏症
上記のすべてが揃う必要はなく、いずれかの症状が現れたらカビ中毒の可能性があります。
合併症
- がん(稀)
- けいれん(稀)
- 心筋梗塞(稀)
- 線維筋痛症(稀)
これらはまれですが、長期間にわたる曝露で発症リスクが高まります。
治療法
- まずはカビの除去が最優先です。根本的にカビが存在しない環境を作ることで症状は改善します。
- 重症例では医師の診断のもと、免疫機能をサポートする薬剤や抗真菌薬が処方されることがあります。
カビがもたらすその他の問題
- 住宅の構造部材(壁紙、乾式壁、繊維板、カーペットなど)が腐食・変形し、修繕費が増大します。
- 室内空気の質が低下し、長期的な健康リスクが高まります。
予防・対策
- 建物の外壁や屋根の防水を徹底し、雨水が内部に浸入しないようにします。
- 湿気がこもりやすい場所は換気を良くし、除湿機やエアコンで適切な湿度(50%以下)を保ちます。
- 定期的にカビの発生しやすい箇所(浴室、キッチン、地下室など)を点検し、早期に清掃・除去します。
