アカシアアレルギーの概要と対策
アカシアの利用法
アカシア樹脂(別名:アラビアゴム)は、マヨネーズやアイスクリームの乳化剤、ビールや炭酸飲料の泡を安定させるスタビライザー、キャンディやガムの増粘剤、光沢剤、刺激を受けた組織を和らげる鎮静剤として使用されます。また、印刷・繊維産業でも利用されています。
アラビアゴムアレルギーの症状
アラビアゴムに対するアレルギーは、花粉に対するものと樹脂そのものに対するものとで症状が異なります。樹脂に対するアレルギーでは、腹痛、下痢、嘔吐が主に見られます。一方、アカシア花粉に対するアレルギーでは、目のかゆみ・涙、咳、蕁麻疹、喘息、湿疹、息切れ、口唇や舌の腫れなどが一般的です。印刷工場でミストを吸入した作業者は「印刷工場喘息」と呼ばれる職業性喘息を発症することがあります。重篤な場合は、唇や舌が著しく腫れ、呼吸困難を伴うアナフィラキシーショックになる可能性があります。
診断方法
アラビアゴムアレルギーは、皮膚テストや症状を引き起こした可能性のある食品の特定によって診断されます。食品添加物へのアレルギーは特定が難しいため、医師の管理下で行う経口負荷試験が必要になることがあります。
治療法
症状の程度に応じて、抗ヒスタミン薬でかゆみや腫れを抑え、気管支拡張薬で喘息症状を緩和します。重症例ではステロイドが使用されることがあります。アナフィラキシーが起きた場合は、エピネフリン注射が最優先の治療です。
予防策
アラビアゴムは加工食品や外食メニューに広く使用されているため、反応を防ぐには加工されていない自然食品を選び、自宅で調理することが最も効果的です。食品ラベルは必ず確認し、疑わしい場合は医師に相談してください。免疫療法(アレルギー脱感作注射)を勧められることもあります。
注意すべき症状(警告)
口や喉の急激な腫れ、呼吸困難、めまい、失神などはアナフィラキシーショックのサインです。直ちに救急医療を受ける必要があります。飲み込みが可能な場合は、ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン薬を投与すると良いとされています。
