食物アレルギーが引き起こす関節痛と対策
アレルギーとは
アレルギーは免疫系が本来無害な物質(アレルゲン)に過剰に反応することで起こります。多くの場合、くしゃみや鼻づまり、目のかゆみ・涙、頭痛、目の下のクマなどの不快な症状が現れますが、生命に直接危険を及ぼすことはまれです。ただし、ハチ刺傷やナッツなど一部の食物に対する重度のアレルギーは、アナフィラキシーを引き起こす可能性があります。
有病率
米国では5,000万人以上が花粉、カビ、草など自然由来や環境汚染物質によるアレルギーに悩まされています。季節性アレルギーと食物アレルギーが重なると、人口の約25%が何らかの症状を経験しています。
アレルギーと関節痛
関節痛は一般的な季節性アレルギーの症状には含まれませんが、食物アレルギーが関節に痛みをもたらすケースがあります。関節痛の原因としては、関節リウマチや感染症、単核球症なども考えられるため、まずは他の疾患を除外した上で食物アレルギーの可能性を検討します。
1995年の『Health News & Review』でキャロリン・ディーン博士は「食物由来の抗原と血中の抗体が結合し、抗原抗体複合体を形成。これが関節に沈着すると、関節リウマチに似た痛みが生じる」と指摘しています。
原因となる食品の特定
関節痛は、アレルゲンとなる食品を食事から除くまで続きます。まずは医師のアレルギー検査を受けるか、自己判断で除去法を試みましょう。一般的にアレルギーを引き起こしやすい食品は、乳製品、小麦、トウモロコシ、卵、酵母、カビが生える食品、砂糖、チーズ、特定の果物、ジャガイモ、トマト、青ピーマン、パプリカ、ナスなどです。
一度に一つの食品だけを除去し、数日間様子を見ます。その間、食べたものと体調変化を記録してください。除去した食品で痛みが消えたら、原因が特定できた可能性が高いです。疑わしい食品は最低2か月間摂取しないようにし、再挑戦して痛みが再発するか確認します。
関節痛の緩和法
食物アレルギー由来の関節痛には、関節炎の治療と同様の対策が有効です。市販の鎮痛クリームや湿布、抗炎症薬、温熱療法などで痛みを軽減しながら、原因食品の特定と除去を進めましょう。
